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尾の長さと鳴き声!


◆◇オオセッカ◆◇


(5月)千葉県 オオセッカ:偶然 すぐ近くに飛んできてくれたところを すかさずパチリ!綺麗な背中の模様を見せてくれました。
(6月)千葉県 オオセッカ
やっと、背中と お腹を両方見せてくれました。

Photo ★越田祥子

和名

オオセッカ

英名

Japanese Swamp Warblar

学名

Locustella pryeri

種目

スズメ目ウグイス科

体長

13-14cm

さえずりはジュルルルルルルル、、、、。地鳴きはトゥック、トゥック

アシ原、海岸近くの河川敷や湖沼畔の草原。湿地など

季節

留鳥、または漂鳥として局地的に分布する 冬は関東、東海地方など本州中部で越冬する

機材

(上)LEICA APO-TELEVID77 + COOLPIX7900
(下)LEICA APO-TELEVID77 + E7900

絶滅危惧IB類(EN)

♪鳥くん的観察頻度:

まずは鳴き声を覚えてほしいオオセッカ。センニュウやセッカの仲間はアシ原や草原に姿を隠していて、なかなか見つけづらい種類です。オオセッカも繁殖期に、繁殖地で見る以外は見ることは非常に少ないです。 繁殖期には鳴きながら、数メートル上空に飛び出し、アシ原や草原に急降下します。ヒバリのように長い時間、上昇とさえずりをくり返しません。枝先でさえずることもあるので、そういったときが観察のチャンスです。 飛翔(さえずり)時、止まっているとき、特徴である長い尾羽を確認しましょう。 尾の裏側はセッカのような目立つ白黒模様はありません。また、尾羽はバラバラとしていて、オオヨシキリやコヨシキリのようにすっきりしていない場合がほとんどです。セッカやオオヨシキリ、コヨシキリのように眉斑がないのも特徴です。国内でもっとも似ているのは大きさや上面の模様からマキノセンニュウでしょう。繁殖期の分布が異なるので(マキノセンニュウは北海道のみで繁殖。※過去には富士山麓や尾瀬沼で繁殖期の観察記録がありますが、、、)同時に見るとすれば渡りの時期でしょうが、滅多にないことです。マキノセンニュウは上面の全体的な色味がオオセッカより薄く、黒斑が目立ちます。また、喉から胸にも小さな斑がたくさんあり、しっかり観察できれば間違えることはないでしょう。近年南西諸島などで記録のあるシベリアセンニュウもオオセッカにやや似ていますが、より濃い色味や、やはり、同時に観察する機会は非常に少ないので、まずは、鳴き声を覚えて、繁殖地でオオセッカを見てみてくださいね。

オオセッカは国の天然記念物です。絶滅危惧TB類(EN)※近い将来における絶滅の危険性が高い種

地味な種類だからだろうか?千葉県利根川下流域の生息地は絶え間なく道路工事などが続き、生息域は年々悪化、減少している。工事も繁殖期に行われるなど、完全にひどい状況だ。

冬、繁殖地に留まるものもいるが、どこに生息しているか?詳しくわかっていない。ガンで有名な宮城県伊豆沼では、冬季に声をよく聞くので、越冬しているようだ。オオセッカの地鳴きはさえずりをコンパクトにしたような「じゅるるる」といった声。注意してみると、他のどこかでも越冬していることがわかるかもしれない。

セッカ
 
オオヨシキリ
 
コヨシキリ
撮影者/はにわ 撮影者/待鳥暁子 撮影者/はにわ

(6月)千葉県成田市
 
(8月)茨城県 
 
(5月)千葉県成田市
マキノセンニュウ
 
シベリアセンニュウ
撮影者/中西栄子 撮影者/♪鳥くん

 
(1月)タイ/Thailand
 
オオセッカ
 
オオセッカ
撮影者/越田祥子
機材/LEICA-APO-TELEVID62 +ニコンCoolpix7900
雨上がりのアシ原で、力強くさえずり飛翔していました。
  撮影者/越田祥子
機材/LEICA APO-TELEVID77 + COOLPIX7900

(6月)千葉県 
 
(5月)千葉県 

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